EDの器質的障害 【神経障害をもたらす疾患】
2018.01.04更新
皆様こんにちは!腎・泌尿器科おおねクリニックの院長、大嶺です。
今まで、このコラムでお話してきた器質的障害によるEDの原因の多くは、どちらかといえば「血流」に関わるものが多かったと思います。
しかし血流だけの問題でEDになるのではなく、やはり勃起をするには神経系が正常に働いているかどうかが、大変大きなキーワードになってきます。
神経とは、中枢神経・脊髄神経・末梢神経があります。
性的刺激を感じた脳は、この中枢神経・脊髄神経・末梢神経をビビッと伝って信号を陰茎に送るのです。
つまり、神経障害が生じるような疾患の場合、その脳からの信号が陰茎に届かないので勃起不全となってしまうわけです。
たとえば大きな病気ですと、脳出血・脳腫瘍・脳外傷などは、この神経障害の度合いが大きいケースが多いので、EDに繋がりやすいです。
それ以外にもパーキンソン病やアルツハイマー病なども、自律神経障害を引き起こし、EDの原因となる可能性があるということが、最近分かってきています。
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